ソーシャルメディアマーケティング最新情報をご紹介(2017年9月)

鈴木あゆみ (デジタルマーケティング・コンサルタント)

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ソーシャルメディアマーケティングというと、Facebook、Twitter、Instagram、Snapchatなど様々なソーシャルメディアを理解して活用しなくてはならない故、企業のマーケティング担当者の方にとっては、マーケティング領域の中でも定期的に最新情報のキャッチアップを行うことが難しい分野の一つです。日々忙しいマーケティング担当者の方向けに、ソーシャルメディアマーケティングの最新情報(2017年9月時点)をご紹介していきます。
ソーシャルメディアマーケティング

Facebook広告の適用対象が2017年9月15日から厳格化予定!?

Marketing Landによると、Facebook広告(いわゆるboost ads)の適用対象コンテンツが今年9月15日から厳格化されるそうです。新たに厳格化される対象のコンテンツは、17類型にも上ります。日本語に直訳すると、どのようなコンテンツを指すのか抽象的でわかりにくい部分もありますが、今後日本国内のFacebook広告配信にどれだけ影響があるのか気になるところです。

以下、今回適用対象となる17類型です(以下、日本語訳を掲載)。政治的な活動が対象に含まれている点は、興味深いところです。2008年、オバマ前大統領がFacebookをはじめとするソーシャルメディアの力を駆使し、大統領選に勝利したことは多くの方の記憶に残っているのではないでしょうか。

ショップからの製品紹介のシェア (Boosting share of products from shops)
特定のショップ情報のシェア (Page sharing a shop, then boosting the story)
特定のレストランでのチェックイン (Boosting a check-in on a map, at a restaurant, or in a city)
Facebookノート (Boosting the share of a note)
投票に関する投稿 (Boosting the share of a poll)
特定の文化的目標を推し進めるような投稿の拡散 (Boosting the share of cultural moments)
コメントの拡散 (Boosting the share of comments)
プロフィール写真変更のお知らせ (Boosting change of a Profile picture)
FB上にアップロードした添付ファイル (Boosting a file upload or share)
スポーツイベント (Boosting a sports event)
Facebookカメラによってアップロードされた画像・動画 (Boosting of a video or image uploaded through the Facebook camera)
イベント出欠についての投稿 (Boosting a post related to attending an event)
ビデオプレイリスト (Boosting the share of a video playlist)
テレビや映画のプログラムを鑑賞した旨のコメント (Boosting the status of watching a television show, movie, or other types of programming)
既に他のアプリを使用して広告配信を行った内容のシェア (Sharing an already sponsored post that is an app posting to a Page’s timeline, then boosting that story)
政治的な投稿 (Boosting a political endorsement)
 

また、Facebookでは、今回の広告対象コンテンツの厳格化に加え、動画コンテンツに見せかけた画像コンテンツをペナルティ対象にするなど、様々な面でコンテンツを厳格化している傾向にあります。(画像コンテンツに再生ボタンロゴを挿入し、いかにも動画コンテンツに見せかけた投稿があるそうです。日本国内では見かけないような気がしますが…)

10代女子の43%「スマートフォン無しでは一日も持たない」 – 米eMarketer社調査

以前の記事、【2017年】ジェネレーションZ向けマーケティング最新動向では、ジェネレーションZ世代の特徴と彼らを対象としたマーケティング戦略についてご紹介しました。今回は、eMarketer社調査のデータ(2017年9月発表)から、ジェネレーションZ世代の傾向について最新データをご紹介します。eMarketer社では、2017年には米国内の12歳~17歳人口のうち、78.9%がスマートフォンユーザーになると予測しています。また、以下のグラフのデータによると、13歳~17歳人口のうち、女性の43%は「スマートフォン無しでは一日も持たない」と回答しています。

ソーシャルメディアマーケティング

Source: eMarketer, credit: www.emarketer.com

また、前回の記事でご紹介した内容と同様、ジェネレーションZ世代向けのマーケティングには、やはりInstagramとSnapchatが有効です。以下のグラフは米国内の人口を対象にした調査結果ではあるものの、傾向としては日本国内のユーザーにも当てはまるものと感じます。Facebookがどの年代を通じても満遍なく高い普及率を誇るのに対し(13歳~18歳が他の世代と比較するとやや低めの75%)、InstagramとSnapchatでは13歳~18歳が最多の81%、世代が上がるに比例して復旧率が下がるという興味深い傾向にあります。

 

ソーシャルメディアマーケティング

Source: eMarketer, credit: www.emarketer.com

ソーシャルメディアマーケティングを効率的に学びたい方へ

以前の記事、デジタルマーケティング勉強法~基礎から専門知識まで効率的に学ぶコツをご紹介!でも効率的な学習方法についてご紹介しましたが、今回はソーシャルメディアマーケティングを学びたい方向けに学習リソースをご紹介します。

Mashable Shop

2017年9月時点、ソーシャルメディアマーケティングのカテゴリにおいてはFacebook、Instagram、Twitterのコースが提供されています。通常価格は$195~$200と決して安くはありませんが、割引セールも頻繁に開催されているようです。体系的・網羅的に概要を最新情報や操作・設定方法を学びたい方にはおすすめです。何より、米国の有名サイトMashableの公認コースという点で、コンテンツの質が担保されている点が魅力です。

実はMashable Shopでは、ソーシャルメディアマーケティングに限らず、様々なコンテンツが低価格で提供されています。$15程度から購入できるコースも多数あるため、まずは試しに価格帯の低いコースで学んでみるのもいいでしょう。

SATORIマーケティングブログ

SATORIマーケティングブログでは、ソーシャルメディアマーケティングに限らず、企業のマーケティング担当者の方向けにマーケティング分野の最新情報や、業務に役立つ情報をお届けしております。ソーシャルメディアマーケティングの事例についても紹介していますので、ご興味をお持ちの方は是非ご確認ください。

参考文献

・Tim Peterson, ‘Facebook culls 17 types of posts that Pages can no longer boost as ads’, 2017. [Online]. Available: https://marketingland.com/facebook-culls-17-types-posts-pages-can-no-longer-boost-ads-222595 [Accessed: 11- Sep- 2017]
・Tim Peterson, ‘Facebook will penalize fake videos in latest news feed algorithm update’, 2017. [Online]. Available: https://marketingland.com/facebook-will-penalize-fake-videos-latest-news-feed-algorithm-update-222150 [Accessed: 11- Sep- 2017]
・eMarketer, ‘Understanding Teens and Their Smartphone Habits – Many say they could not go more than a day without using one’, 2017. [Online]. Available: https://www.emarketer.com/Article/Understanding-Teens-Their-Smartphone-Habits/1016423 [Accessed: 11- Sep- 2017]

 

 

PROFILE

鈴木あゆみ

デジタルマーケティング・コンサルタント


グリー株式会社、複数の外資系企業を経て、独立。海外企業におけるデジタルマーケティング施策の戦略立案を得意とし、日本市場へのローカライゼーションを幅広く手がける。
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