Facebookページを作った後は効果的なカスタマイズを行いましょう。
以前ご紹介した【2017】Facebook企業アカウント/ビジネスアカウント作成方法でFacebookページの基本を押さえたら、次はさらにユーザーに「見てみたい!」気持ちを起こさせるオリジナル要素を加え、さらに閲覧数の獲得、いいね!の獲得、消費行動への誘導、ブランディングの確立を目指しましょう。
まずはここを押さえよう 基本情報をチェック
写真や文章1つで大きく閲覧数が変わることもあります。作成したFacebookページをもう一度見直して、最初に押さえるべき基本情報を再度チェックしましょう。
プロフィール写真をいれているか?
会社のロゴまたは製品のロゴを入れるのが適切です。何のページか一目で分かるようにしましょう。
カバー写真は魅力的か?
ページ上部の大半を占めるカバー写真、ここがキャッチーなものだったり美しいものだったりすると、ネットで話題になることも。いいね!数にも影響するでしょう。たとえばこんなまとめもあるぐらいです。
【Facebook】思わず感心する、クリエティブナタイムラインカバーデザイン
基本データは入力できたか?
基本データは、10項目あるうちの「カテゴリ」「名前」「FacebookWebアドレス」「開始・創立に関する情報」「簡単な説明」「所有者情報」「詳細」「公式ページ」についての情報を自分で記載するようになっています。
説明などは「ページ内で何度も書いているし……」と思って省略する人もいるかもしれませんが、「簡単な説明」に載せた文章は、Facebookページの左サイドバーに常に表示され、そのFacebookページはどういったものなのか、初めて見る人に伝えるものになっています。
閲覧者が好んでアクションする効果的なFacebookページカスタマイズ一覧
基本的な設定を整えたら、ページから消費への動線をうまく作るため、カスタマイズや設定でさらなる魅力アップにつなげましょう。
店舗は必須。連絡先情報
Facebookページが店舗やイベントならば、位置情報やコンタクトなどが含まれる「連絡先情報」の記載は必須です。閲覧者が地図ですぐ場所を確認できる機能もありますし、営業時間、休業日、問い合わせ先、担当者なども知らせることができます。ECサイトがある場合はそのURLを記載して誘導することも可能です。
メールやメッセージの活用
まず、閲覧者から簡単にアプローチができるようにメッセージを受け取る設定にしておきましょう。
ページへのアクションは、メールアドレスが書いてあっても、通常はメッセージが使われることが多いものです。しかし、メッセージはFacebookページの受信箱をチェックしないと届いているかどうか分からず、うっかり見逃してしまうこともあります。
「設定」欄から、メッセージが入ったらお知らせメールを送る設定をしておけば、必要なときにメッセージが入ったことを確認できる上、重要なメッセージを見落とすこともありません。
アプリの追加とタグの管理
キャンペーンなどの特設ページを作った場合、閲覧者にそのページに注目してもらう方法の1つがタブの並び替えです。
アプリを使ってタブを追加した後、カバー写真の下にある、各タブの最後にある▼をクリックし「タブを管理」を選択します。最初の2つ「基本情報」と「タイムライン」は固定で動かすことはできないので、順番を選択できる&表示できるタブは2つです。
例)神奈川県藤沢市の公式Facebookページでは、追加した独自ページのうち「観光親善大使の『つるたけ日記』」をタブに入れています。
コールトゥアクション(CTA)機能を使う
「コールトゥアクション機能(Call To Action)」は、日本では2015年2月に導入された新しい機能です。
これは閲覧者がFacebookページから次のアクションを1クリックで行える機能で、「予約する」「お問い合わせ」「アプリを利用」「ゲームをプレイ」「購入する」「Facebookに登録」「動画を見る」の7項目があります。それぞれ、外部の予約サイトやECサイト、クーポンなどのアプリページにリンクを張ることができます。
CTAで選べるボタンは1つだけですのでその点だけ注意しましょう。変更は何回でも可能です。
Facebookクーポンを使う
また、Facebookにはクーポンを配布できる機能がついています。リクエストしたユーザーにメールでクーポンを送り、使用できる場所で提示することで割引が適用されるというもので、クリックされる確率も高いです。―ただしこれには条件があります。最低50件の「いいね!」がないと作成できません。
また、単にクーポンを設置してクリックされるのを待つだけではなく、興味をもってもらいたいユーザーを年齢や性別で絞り込んで、彼らのニュースフィードに配信することもできます。この場合は有料で広告機能を利用することになります。
クーポンについてはこちらに規約がありますので作成するときには一読しましょう。
https://www.facebook.com/help/410451192330456/
動画を埋め込んでユーザーを引きつける
自社の宣伝をする際にFacebookページだけしか使っていない企業は少ないでしょう。YouTubeに動画を配信している企業も多いと思います。その動画を投稿に埋め込んでファンのフィードに表示させるのも効果的です。
なぜなら世界的には、検索エンジンとしてGoogleにつぐ人気をもっているのがYouTube(Alexa調べ)なのです。動画を埋め込むだけで、閲覧者の滞在時間やアクションにつながる率が高まるといわれています。
アプリの追加
Facebookページの既存機能に加え、サードパーティが提供しているアプリを導入することでさらにファン数の増加、消費行動への誘導を促すことができます。
たとえばGMOペパボ(株)が提供するネットショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」。これを利用して作ったネットショップのサービスを利用すると、独自のアプリをFacebookページ上に作成することができます。そのアプリで何ができるかというと……。
- ネットショップの商品一覧をFacebookページに掲載できる(ネットショップと連動しているので自動的に更新される)
- おすすめ商品や売れ筋商品、新着商品の最新情報を掲載できる
- 閲覧者が商品についている「欲しい!」ボタンを押すと、商品についてコメントが可能(消費者嗜好やニーズを把握できる)
自社でECサイトを運営している場合に有効です。
Facebookページカスタマイズ事例をまとめました
メーカー、飲食、サービス、ECサイトなどさまざまな業種から、Facebookページランキングのアクセスが多いページで、上手にカスタマイズしている事例を以下にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
製造業
OMEGA Watches
https://www.facebook.com/omega
高級時計メーカーオメガではYouTubeに独自チャンネルをもち、製品世界を伝える美しい動画を配信しています。それをFacebookページに掲載することで認知度や購買意欲の向上を倍加しています。
Nikon
https://www.facebook.com/NikonImagingJapan
レンズ、本体の機能を説明するためにもっとも説得力がある画像が満載されるとともに、写真の撮り方についての解説も多く、リピート率が高いのが特徴です。
エンタメ
Lady GAGA
https://www.facebook.com/ladygaga
Music Videosを掲載することで、ファンのリピート率がアップ。最新のMVは再生回数1307188回にも及んでいます。
ONE OKROCK
https://www.facebook.com/ONEOKROCK
海外ツアーも多いONE OK ROCKのFacebookページは英語での記述も多くなっています。誰に向けて発信するかを意識した例。もちろん動画も豊富に組み込まれています。
アパレル
ユニクロ
https://www.facebook.com/uniqlo
新製品情報とスタイリング例、またノートを使用して、セール情報やオリジナル動画の掲載のほか、読み応えのある長文を掲載してもいます。コメントにも担当者がこまめに返答しています。
飲食
サントリー
https://www.facebook.com/suntorygroup
アプリでゲーム「みんなのまち」を展開。ポイントがたまると豪華プレゼントに応募できる仕組みを作っています。
サービス
ホットペッパー グルメ
https://www.facebook.com/HOTPEPPER.Gourmet
商品自体が割引クーポンなので、クーポンは少なく、Facebookページでは外食の楽しさ、食の楽しい情報を掲載することでユーザーを引きつけています。
Tポイント
https://www.facebook.com/tpoint.jp
メインサービスであるTポイントをためられる製品、サービスの紹介、キャンペーンの紹介が豊富です。人気のFacebookページでは上手にカスタマイズが行なわれています。Facebookページ運営にあたっては、そのイメージに沿ったカスタマイズでアクセスアップを狙いましょう。
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