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2020.10.28

アドテクノロジー(アドテク)とは?種類を解説

アドテクノロジー(アドテク)とは?

アドテクノロジー(アドテク)とは

アドテクとは、広告配信の効率を上げるためのシステムのこと。アド=広告+テク=テクノロジーの造語になり、広告配信を高度にシステム化したもの全般を指します。

一昔前は広告メディアに直接広告クリエイティブ(バナーやテキスト)を入稿し、掲載してもらわなければなりませんでした。しかし、アドテクが開発され、ユーザーに合う広告を複数のメディアに自動的に表示することが可能になり、メディアも広告主の以前より低コストで高い効果を得られるようになったのです。アドテクにはたくさんの種類があり、広告に精通している方以外はすべてを理解しているマーケターの方は少ない状態です。

アドテク登場の背景

Webページ上に表示されるインターネット広告(バナー・テキスト)は、「純広告」と呼ばれる方式が一般的でした。例えば“3月2日~3月8日掲載”という枠を締切日(おおむね前月)までに購入し、期日までに広告を用意して入稿する仕組みで、急な掲載はできない状態でした。広告主は多くのチャンスを逃し、媒体側は時期によって多くの在庫をかかえ「自社広告」で埋め合わせていました。その問題を解決したのが「アドテクノロジー」です。RTB(Real Time Bidding)方式を活用して瞬時に広告を出せるようになり、「広告枠」ではなく閲覧している「人」に対して最適な広告を出せるようになりました。

アドテクの種類

アドテクノロジーの種類と特徴を分かりやすく、簡単にまとめました。これから運用をお考えの方でも理解しやすい言葉で説明しております。

名前概要
アドネットワーク
(Ad Network)
2008年ごろから広まった、参画メディアへの広告配信を効率的に行うシステムのことです。配信先はニュースメディア・ソーシャルメディア・CGMなど多岐に渡り、多くのメディアに一気に広告を出せることが魅力です。昨今ではユーザーの行動履歴(Cookie)に基づくターゲティング・リターゲティング配信が主流。必要な方に必要な広告が表示できます。
アドエクスチェンジ
(Ad Exchange)
2010年ごろに出てきた、入札制度のようなもの。アドネットワークで大量のメディア・大量の広告枠があふれたことにより、入札制度を用いてメディアと広告主がWin-Winになるように考えられました。入札方式のインプレッション課金になり、広告単位で価格が決まるわけです。
DSP
(Demand-Side Platform)
広告主の広告効果を最大化するためのツール。利用料はかかりますが、広告予算や希望するCPA・ターゲティングを設定するだけで、SSPやアドエクスチェンジを通じて横断的な広告配信ができます。
SSP
(Supply-Side Platform)
DSPの逆で、媒体側の収益を最大化させるための仕組み。インプレッションごとに広告コストを算出し、一番高い広告が配信されるようになります。
3PAS(第三者配信)アドネットワーク・アドエクスチェンジ・DSPなどのたくさんの仕組みに直接広告を配信せず、第三者システムを介して配信する手法。効果測定や配信予算などを一括で管理するためのシステムになります。

アドテクの入口

たくさんある広告メニューから何を選択していくのかは、結局運用しながら調整していく必要があります。しかし、配信前に知識がある方が効果を求めやすくなるのも事実。これから広告配信をご検討の方にお役立ちのコンテンツを配信していきます。

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