「パラメータ」って何?Webマーケティングで知っておくべき意味と仕組み

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アクセス解析や広告効果測定、マーケティングオートメーションなどWebマーケティングやWeb制作でよく聞く「パラメータ」。その意味と仕組みを理解してすっきりしませんか?
この記事では、わかりやすい例や図を用いて「パラメータ」の概念を解説します。

「パラメータ」の意味

パラメータ(Parameter)という言葉にはいくつかの意味がありますが、Webマーケティングの文脈では、「コンピュータのプログラムに対して、処理の内容を動的に決める目的で外側から与える値」という意味で使われることがほとんどだと言ってよいでしょう。

Googleのような検索エンジンやマーケティングオートメーションツールなどのアプリケーションは、すべてコンピュータのプログラムとして作られています。
プログラムというのはコンピュータに実行させたい内容を列挙した「指示書」のようなもので、後々のメンテナンス性などを考慮して、極力シンプルに作ることが推奨されています。

たとえば、アパレルショップのWebサイトに、「顧客が選択した色のTシャツの画像とメッセージを表示する」というプログラムを組み込むというケースを例に考えてみましょう。
ユーザーが「赤」を選択した場合は赤いTシャツの画像が表示され、画像の下に「赤が選択されました」と表示されるような簡単なプログラムです。

パラメータをプログラムに渡すことで、例えば「『●●色が選択されました』と表示する」というプログラムの●●の部分には外側から渡されたパラメータをはめ込むだけの形にできるわけです。

Web業界で使われるURLパラメータとは

Web業界で使われるURLパラメータは、簡単にいえばWebブラウザからWebサーバ上に置かれているプログラムに対して引き渡すパラメータです。

検索エンジンやCMSなどのWebアプリケーションの本体となるプログラムは、Webサーバ上に置かれています。この本体プログラムがパラメータを受け取れる形で定義されている時、URLパラメータを使って値を渡してやると、渡した値に応じた動きをさせることができます。

URLパラメータは、下図のようにURLの後ろに「?」(半角のクエスチョンマーク)を挟んで、[パラメータ名]=[パラメータの値]という形で記述します。渡したいパラメータが複数ある場合は、[パラメータ名]=[パラメータの値]のペアを&(半角アンパサンド)で区切って複数指定することも可能です。
なお、このようにパラメータを追加したURLのことを「パラメータ付きURL」と呼びます。

URLパラメータの種類

URLパラメータは、アクティブパラメータとパッシブパラメータの2つに大別されます。

アクティブパラメータ

アクティブパラメータは、指定したパラメータの値によってWebコンテンツの内容が変化するタイプのパラメータです。前項で登場したTシャツの色を変えるようなタイプのパラメータはアクティブパラメータです。ECサイトやブログなどの動的ページで使用されています。

パッシブパラメータ

パッシブパラメータはサーバ上のプログラムが内部的に使用するためのパラメータで、アクティブパラメータのように、パラメータの値によってWebコンテンツの内容が変わることはありません。
アクセス解析ツールでトラッキングIDを指定して結果を分類したりするような処理において、パッシブパラメータが使われます。

Web業界でよくある「パラメータ」の活用シーン

以上を踏まえて、Webマーケターに関わりの深いパラメータの活用シーンを見ていきましょう。

マーケティングオートメーションを活用してWeb閲覧者を個人特定

マーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)を利用していると、URLパラメータがしばしば登場します。特にわかりやすいのは、メールマーケティング機能を利用する場面でしょう。
MAツールには、送信するメール本文に記載されているURLに自動的にユーザーIDをパラメータとして付加する機能があります。受け取ったユーザーがURLをクリックすることで、どのユーザーがクリックしたのかを特定することが可能です。このときにブラウザのCookieにユーザーIDが書き込まれるため、以降同じユーザーがWebページを閲覧しているという情報は随時MAツールに引き渡されます。MAツールにおいて、Web閲覧者個人を特定するには、その個人のメールアドレス宛に送信したメールを1度だけクリックしてくれればよいわけです。

Googleアナリティクスや広告効果測定ツールへ広告IDを渡して効果測定

Googleアナリティクスのようなアクセス解析ツールや広告の効果測定ツールなどでも、URLパラメータが活躍します。
たとえば、広告キャンペーンのリンク先URLにパラメータを付加しておくと、Googleアナリティクス側でその広告経由のアクセスやコンバージョンを計測することができます。

参考例:

【パラメータなし】
https://satori.marketing

【Googleリスティング広告からの流入】
https://satori.marketing/?utm_source=google&utm_medium=cpc

【特定のメールからの流入】
https://satori.marketing/?utm_source=satori&utm_medium=email &utm_content=××

このようにURLパラメータをうまく活用することで、よりきめ細かい効果測定・分析が可能となります。

Googleアナリティクスにはパラメータ生成ツールも用意されています。
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

URLパラメータは「?」で始まり「&」でつながれているので、=の後ろの値に「?」「&」を使わないように注意しましよう。また、ページ内リンクで使われる「#×××」は最後尾に設置しないと動作しないので気を付けてください。

以上、この記事では分かりそうで分からない「パラメータ」というキーワードについて、Webマーケティングの文脈から解説しました。パラメータの意味や働きを正しく理解し、URLパラメータをはじめとした様々な「パラメータ」をよりうまく活用していきましょう。

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