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2023.04.13

バナーとはどんな広告?意味と基本の作り方

バナーとはどんな広告?意味と基本の作り方

日本語では「旗・のぼり」を意味するバナー。Webにおいては、他のWebページやサービスを紹介するために設置する画像を示します。その意味や役割、作り方などを、ここで詳しく解説します。

バナーとは?

バナーは「Banner」と表記し、日本語では「旗・のぼり」などを意味します。Webにおいては、他のWebページやサービスを紹介するために配置される、画像のことです。

サイトバナーとバナー広告

バナーには、「サイトバナー」と「広告バナー」という2つの種類があります。サイトバナーは、バナーを設けているサイト内の別ページへ、すぐに移動できるように設置されるものです。例えば一押しの新製品がある場合、多くの人に詳細を見てもらうため、Webサイトのトップページにバナーを設置して移動数を増やすといった使い方があります。

一方、広告用バナーは広告枠に配置し、製品やサービス、あるいは企業等を紹介して外部のWebページへの移動を促すものです。本記事では、広告バナーについて取り上げてご説明します。

テキスト広告とバナー広告の違い

Webページ上に設置される広告には、バナーの他に「テキスト広告」があります。テキスト広告は画像を用いず、文字情報のみで表現する広告です。広告枠に設置して外部サイトへの移動を促すという目的は、バナー広告と変わりません。広告としてみると、画像か文字かという訴求に用いる手段の違いとなります。テキスト広告と比べると、バナー広告は画像によって、より視覚的に相手へ訴求することが可能です。

バナー広告のメリット・デメリット

バナー広告の利点と弱点をまとめました。

メリット

・印象に残りやすい

・視覚的に訴求しやすい

・ブランドイメージや信頼性の向上に繋がる

デメリット

・バナー制作にコストと時間がかかる

・デザイン次第で成果が大きく変わる

・テキストよりファイルサイズが大きく読み込みに時間がかかる

もちろん、画像を使うためイメージを伝えやすく印象に残りやすいというメリットがありますが、制作にはデザイナーの力が必要でありコストがかかりますし、テキストよりファイルサイズが大きく通信環境が悪い場合は表示される前に離脱されるリスクもあります。

バナーの種類と主要サイズ

バナーにはたくさんの種類・サイズがありますが、各社利用しているバナーサイズ「国際標準規格」を基準に制作すると効率的です。大手のサイトやアドネットワークで利用可能なサイズに絞って制作すれば、コストと時間を節約できます。

バナー広告の画像サイズ例

具体的に、例えば正方形型の「スクエア」、長方形の「レクタングル」、さらに縦長の「スカイスクレーパー」などがあります。最近ではPC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなサイズに合わせて自動的にクリエイティブが生成される「レスポンシブ広告」も増えています。レスポンシブ広告でのバナーは、広告枠のサイズに合わせて最適なレイアウトをしてくれるので、すべてのバナーサイズの画像を用意しなくても、少ない画像点数で多くの表示機会が生まれるメリットがあります。より詳しい種類やサイズは、以下記事で紹介しておりますので、参考にご覧ください。


関連記事>> 作っておくと便利なバナーサイズ一覧(ネットワーク広告対応)

基本の作り方

バナー制作の手順についてご紹介します。

1)目的を明確にする

そのバナーを設置することで、見た人にどのような行動を取ってもらいたいのか、具体的な目的を明確にしましょう。

2)ターゲットを決める

誰にバナーを見てもらい、Webページへの移動を促したいのか。具体的なターゲットを決めましょう。例えば「働いている女性」のように曖昧なものではなく、「30代で在宅勤務になった女性ビジネスパーソン」のような詳細を取り決めることが大切です。

3)設置位置や出稿する広告を決める

どの広告媒体に出稿し、その中でどの位置にバナー広告を設置するのか決めます。出向先によって、バナーの規格が変わってきますので、バナーサイズを決める前に出向先の選定が必要です。

4)サイズを決める

出稿先等に応じて制作するバナーのサイズを決めます。制作枚数でコストが変わってきますので、どの大きさに対応するかデザインする前に決めておきましょう。

5)バナーに掲載する情報を決める

目的やターゲットを踏まえ、バナーに掲載する情報を決めます。バナーサイズに制限があるため、盛り込める内容は限られています。キャッチコピーや写真などを盛り込み過ぎず、もっとも訴求効果の高い情報へ絞り込みましょう。

6)ラフを描く

まずは、バナー広告のイメージラフを描きます。利用する写真や素材、キャッチコピーやテキストなど、おおよその構成を洗い出しましょう。この時点で内容が盛り込み過ぎかどうか、把握することができます。イメージラフは何度も描き直して構いません。

7)デザイン・制作する

ラフで全体のイメージが固まったら、実際にバナーをデザイン・制作します。このクリエイティブの質がバナー広告の成果を大きく左右するため、制作を外注するのも一つの方法です。自社で制作する場合は基本的な知識を学んでからデザインしましょう。こちらの本がおすすめです。

バナーデザインのきほん

https://www.amazon.co.jp/dp/4295013277

プロのデザイナーに依頼する際にもこの本は役立ちます。出来上がったバナーが「イメージと違う」「もっとカッコよくするには」と感じた時、的確な修正指示を出すためにも、基礎知識は身に着けておきましょう。

自社に合ったマーケティング戦略を

バナー広告は、有効なマーケティング手法の一つです。ただし、他にも効果的な方法がたくさんあります。そのため、まずは幅広くマーケティング手法を学び、自社にとって最適なものを選ぶことが大切です。マーケティングの基礎から各種手法まで、以下から詳しく解説した資料がご覧いただけます。マーケティング戦略の策定に向けて、ぜひ参考にしてください。

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