取材にご協力いただいた方
ナレッジシェアマーケティングDiv.メディアグループ 石田 拓也 氏
企業プロフィール
・会社名:株式会社エム・マーケティング
・業種:社会人向け教育事業・広告代理事業
・利用目的:メールを活用したリードナーチャリング
メール配信ツールを利用していたものの、使い勝手やコスト面で様々な課題に直面…
エム・マーケティングは、様々な業種の経営者を対象にして、経営上の悩みを解決するビジネス講座を企画・製作・集客・講座運営を自社で一気通貫で行う社会人向け教育事業を展開している。また、同事業の集客施策において蓄積したノウハウをもとに近年ではWeb広告運用や集客コンサルティングを行う広告代理事業を展開している。
今回は、同社の広告代理事業部に所属しながら、各種事業のWebマーケティングを担っている石田 拓也 氏に、インタビューへご協力いただいた。
石田氏によると、問い合わせや資料請求、セミナー参加などを経て実名化(※1)した見込み顧客に対してはメルマガを配信してナーチャリングを図っているということだ。一方で、当初利用していたメール配信ツールには課題を感じることが少なくなかったと石田氏は振り返る。
「最も大きなところでは、メールアドレスではなくツール独自のIDがユニークキーになっているという点でした。そのせいで、同じメールアドレスにも関わらず異なる個人とみなされデータベース化されてしまい、結果同じメールアドレス宛に同じ内容のメルマガが重複して配信されるといった事態が発生したんです。そのため、配信停止やクレームにつながってしまうケースもあり課題を感じていました」(石田氏)
そのほかにも、このメール配信ツールには次のような課題を感じていたそうだ。
「機能単位でコストがかさんでしまうことも悩みの種でした。たとえば配信後の開封率やリンククリックなどを計測するためのトラッキング用URLを発行するためには毎月数千円の追加費用を要したり…。また登録した顧客情報は1件ごとに手動で編集することができない仕様だったので、CSVデータをエクスポートして編集したうえで、再度インポートし直さなければならずかなりの手間がかかっていました。メール作成画面の使い勝手も良いとは言えず、操作に慣れているメンバーでも1通作るのに30分以上かかってしまうような状況でしたね」(石田氏)
※1 氏名や所属企業名、メールアドレスといった情報を取得すること
「効率的な顧客管理」「使いやすい管理画面」などを決め手に「SATORI」導入を決定
このような課題に直面していた同社では、導入していたメール配信ツールを乗り換える事にした。
当初は、メール配信ツールを検討していましたが、選定の過程で出会ったのがMAツール「SATORI」だった。
では、なぜ同社はメール配信ツールではなくMAツールである「SATORI」の導入を決めたのだろうか?
「導入比較のためのツールに関する情報収集中に、おそらくリターゲティング広告だと思いますがMAツールの広告に接触。それをきっかけに、元々のメール配信ツールの検討に加え、MAツールの導入検討についても興味を持つようになりました。そして、MAツールを調べていくなかで『SATORI』のことを知りました。実は弊社ではWebマーケティングの更なる強化を狙って、近いうちにオウンドメディア立ち上げを予定しています。そのため、今後はWeb上でのお客様との接点がさらに増えることになりますから、メール施策だけでなく、Webサイトに来た匿名見込み顧客(※2)へのアプローチもできる「SATORI」を導入することが最適であるとの考えに至りました」
「他にも、導入前の課題であった、同一メールアドレス宛の重複配信について『SATORI』はメールアドレスをユニークキーにしているため、その心配がなくなりました。また、SATORIの営業担当の方に管理画面を見せていただいた際に「非常に使いやすそうだ」と感じたことが決め手に。『SATORI』はそれまで使っていたツールの不満を一気に解消できるMAツールでしたので、社内稟議も非常にスムーズに進みました」(石田氏)
※2 氏名や所属企業名、メールアドレスといった情報を獲得していない見込み顧客のこと
メルマガ作成の工数が最大で1/6程度に激減!他業務により多くの時間を割くことができるように
そして、同社では2019年9月に「SATORI」を導入した。
当初の目的に沿って早速「SATORI」からのメルマガ配信を開始。すでにメルマガ作成の劇的な効率化を実現したそうだ。
「以前は1通あたり30分以上かかっていたメルマガの作成が、『SATORI』の導入後は10分、場合によっては5分ほどで終えられるようになりました。工数的には最大で1/6程度まで削減できたわけですからとても助かっています」(石田氏)
加えて、登録済みの顧客情報を元々はCSV上で編集しなくてはいけなかったため、エクスポートやインポートの手間がかかりました。しかし、「SATORI」では、登録済みの顧客情報を「SATORI」上で個別に編集できるので、大きな手間となっていた顧客情報の編集作業を1件あたり5分〜10分程度で完了できるようになったそうだ。
「全体的に非常に使いやすくて、自分の使いたい機能がどこにあるのか一目でわかるのでメルマガ配信や顧客情報管理といった業務を大幅に効率化できました。その結果、Web広告施策の分析やクリエイティブの制作といったほかの業務により多くの時間を割けるようになったことも大きな成果です。あと、残業時間も減りましたね(笑)」(石田氏)
また、「SATORI」を利用するなかで生じた不明点は都度オンラインサポートに問い合わせることで解決しているそうだ。
「それまで使っていたツールでも都度サポートは利用していましたが、なかなか的を射た回答をいただけないということもありまして…。一方で、SATORIさんの場合には的確な回答をスピーディーにいただけるのでありがたいです」(石田氏)
今後はプッシュ通知やポップアップを活用して匿名見込み顧客へのアプローチを強化。他部門での活用も検討中
まずはメール施策実施のため「SATORI」の活用をスタートした同社。
今後はどのような形で「SATORI」を活用していくのだろうか?
「オウンドメディアの立ち上げを控えていますし、今後は『SATORI』をメール配信ツールとしてだけでなくMAツールとしてもより積極的に活用していきたいですね。具体的には、プッシュ通知やポップアップといった機能を活用しながら匿名見込み顧客へのアプローチも強化していきたいです」(石田氏)