SATORIユーザー会 Vol. 9 in 大阪レポート(2020/1/21開催)

2020年1月21日(火)、ザ・リッツ・カールトン大阪にて「SATORIユーザー会 Vol. 9 in 大阪」を実施いたしました。2回目の大阪独自開催となる今回のユーザー会参加総数は27社37名。
ご参加いただいたみなさまには、御礼申し上げます。

SATORIユーザー会とは

SATORIユーザー会は、ユーザーの皆さまの「マーケティング活動を一歩先へ」を進める手助けとなることを目標に、最新の「SATORI」活用事例の共有やユーザー様同士での情報交換・ネットワーキングの場として、2017年7月に初開催いたしました。

2020年初、今回で4年目、のべ9回目となるSATORIユーザー会は、前回の大阪開催でも使用しご好評いただいた「ザ・リッツ・カールトン大阪」で開催。

「強い人間関係を築き、生涯のお客様を獲得する」経営哲学で運営されている「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、マーケターの皆様に心を通わせていただく場所として最適であると考えました。

今回のレポートでは会場の雰囲気やセッションの内容など、ユーザー会の様子をダイジェストでご紹介いたします。

マーケターならではの話題と専用アプリでスマートに交流
【自己紹介/プレネットワーキングタイム】

テーブルごとにユーザー様同士で交流の時間を設けました。自社の事業紹介や「SATORI」利用歴、そして「自分の得意なマーケティング施策」「予算があれば試してみたいマーケティング施策」など、マーケターならではの話題で自己紹介していただきました。

また、ユーザー同士、ユーザーとSATORIの交流促進にはアプリを活用。今回のユーザー会専用のアプリをご用意し、当日プログラムのご案内や、ご登壇者への質問の受付、ご参加者のプロフィール共有を行い、よりスマートに交流を深めることができました。

※各ご登壇者へ寄せられた質問と回答はこちらからご覧いただけます。

2020年、「SATORI」の現在地と今後の事業方針
【オープニングスピーチ/ご挨拶】

SATORI株式会社代表の植山よりオープニングスピーチとして、弊社の現在地とCIの変更を改めて発表しました。

活動状況(昨対比@2019年11月末時点)
・企業数:597社(+63%)
・匿名客:9157万(+43%)
・実名客:702万(+107%)
・メール:1608万(+393%)
・ユーザー会:東京・大阪
・社員数:59名(+66%)

実績の中でもメール配信やポップアップ、プッシュ通知の数が急増しており、「SATORI」活用がますます進んでいます。

「マーケターひとりひとりに、革新と確信を。」
革新的技術とノウハウを持って皆様に寄り添いひとりひとりに一歩先を確信させ、認知度No.1から満足度No.1の企業へ、というスローガンに込めた思いをお伝えしました。

広告施策における「SATORI」活用法
【ライトニングトーク/1】

SATORI株式会社
マーケティング営業部 フィールドサポートグループリーダー
中曽根 有樹

日々、様々な業種のお客様から多く寄せられる「SATORIと広告を絡めた施策とは?」という質問に応えた本テーマ。

自社サイトへの集客から、「資料請求」「問い合わせ」等のコンバージョンにつながるページにアクセス、そして実名での登録とステップが進むにつれ、ユーザー数(UU)は大きく減少していきます。いくら自社サイトへの訪問数を増やしても、その先でユーザーの多くが離脱してしまっては無駄になるということです。

そのため、ウェブアクセスしたユーザーに対してコンバージョンへの導線をしっかり設計することが重要です。デモ画面での実演を交えながら、セグメントを活用した施策の紹介やプッシュ通知とポップアップによる広告改善効果のしくみ、JavaScriptとの連携方法などの「SATORI」を活用した広告施策、その具体的な方法を講演しました。

【営業マンの心に火を付ける 効果的な「SATORI」運用方法
【ライトニングトーク/2】

スラッシュ株式会社
Marketing Dept. チーフマネージャー
安藤 史織 様

ITの力を通じて中小企業の経営を支援し、日本の不動産業界の発展に貢献することをミッションとするスラッシュ株式会社。不動産会社のホームページ制作ツール「リブロ」の運営や採用支援事業、メディア・広告代理事業など、BtoBとBtoC双方の事業を展開しています。

マーケターの命題のひとつである「いかに社内にMAツールを浸透、定着させ、自社マーケティングを成功させるか」に対して、「営業マンの心に火を付ける 効果的な『SATORI』運用方法」というテーマでお話しいただきました。

一般的なウェブ制作会社や人材紹介会社と比べ、限定された業界をターゲットとしているため、1件のウェブサイトへの訪問や問い合わせが貴重であったという同社。そのため、アポイントの獲得からクロージングまでを担当する営業マンの持つ情報と、マーケターが持つ情報の擦り合わせ、そして現場での意思疎通が全国へ展開していく上で重要であったため、「SATORI」の導入を決定しました。

しかし、「入力が手間、日々の営業活動に専念したい」「これまで独自に蓄積していたデータをどのように展開すればよいか」といった意見を持つ営業部との壁があったそうです。

そこでまず営業担当にこれだけはやってもらいたい3つのことを定めました。
・自分の名前のタグは必須
・事業部のタグも忘れない
・プロテクトはしっかりと

これらを守りながら実際どのように見込み顧客にアプローチできているかをオープンにし、「ツールが顧客獲得に役に立っている」と一緒に体験していくことで、営業の巻き込みに成功。

講演の中で、理想的な「SATORI」運用に近づく3つのステップも紹介されました。

・具体的なゴールの共有
・「なにがいいのか」を体験してもらう
・(営業マンに)リマインドを繰り返す

シナリオの組み方や共通語・マニュアルの下準備など、この3つのステップを確実に進めていくための具体的なノウハウについてのお話も。その後のアプリからの質疑応答でも、現場のマーケターならではのかなり踏み込んだ経験についてお話しいただきました。

コンテンツ提供による実名リード獲得とシナリオ展開
【ライトニングトーク/3】

株式会社エクスト
代表取締役
高畑 欽哉 様

株式会社エクストは「ITのチカラで働く人を幸せにする」をビジョンとし、生産性向上支援事業を展開。ウェブサイト構築やウェブマーケティング等のソリューションによる創客支援サービスや、社内コミュニケーション・情報共有をクラウドツールによって支える効率化支援サービス「SONR.(ソナー)」を手掛けています。

トークでは「アナログアプローチの限界」と題し、社内コミュニケーションツール「SONR.」の販売過程において意識したPMF(プロダクトマーケットフィット)や販売促進によるシェアの拡大について語られました。

PayPal創業者のPeter Thiel(ピーター・ティール)の「差別化されていないプロダクトでも、営業と販売がすぐれていれば独占を築くことができる。逆のケースはない」という言葉を引用し、そもそもの「マーケティング」の定義やこれまでの販売フローから見直したといいます。その結果、同社ではコンテンツマーケティングへのフルコミットを決定、5つの課題解決を行うためのコンテンツ展開が実施されました。

・匿名顧客へのアプローチ
・リスト化の促進
・商談の創出
・未成約顧客への対応
・成果への継続支援

その上でこれまで積み上げてきたアナログコンテンツとデジタルツール「SATORI」をいかに融合させるか、その手法をPDCAを回しながら模索してきたという。講演では「セミナー集客と資料ダウンロード施策」「顧客セグメント別のコンテンツ設計」など、マーケティング担当者が実践しやすい手法の数々が紹介されました。

※各ライトニングトークの内容は、ご契約者様限定にて動画を公開する予定です。
なお、各ライトニングトークに対して寄せられた質問と回答はこちらからご覧いただけます。

大阪でも、懇親会でマーケター同士の交流を。
【懇親会】

高畑様の講演のあと、ご参加者はSATORI社員ともに集合写真を撮影し、講演プログラムの幕を閉じました。

弊社代表の植山による簡単なご挨拶と株式会社エクストの高畑様による乾杯の音頭のあと、用意した食事とドリンクとともにご歓談をお楽しみいただきました。

懇親会でのユーザー同士、マーケター同士の交流は、ユーザー会の開催目的の1つでもあります。マーケターは社内に同じ立場の人間が少なく、会社の垣根を越えてマーケティングの悩みや課題を共有できる仲間が貴重だという声をよくいただきます。今回もユーザー様同士で名刺交換や意見交換が盛んに繰り広げられました。

懇親会には東京・大阪・熊本から3名のSATORIエバンジェリストの皆さまにもご参加いただき、なかなか実現できなかった情報交換や近況報告で盛り上がりました。

ユーザー会の事後アンケートやヒアリングでは、

「導入から日が浅く、参加には不安だった。しかし自社以外のマーケターの声を初めて聞くことができ、大変参考になった。参加してよかった」

「実際の事例紹介から新しいヒントをいただきました。さっそく実践します」

など、様々な声をいただきました。

今回の「SATORIユーザー会 Vol. 9 in 大阪」が、「SATORI」ご利用企業様の「マーケティング活動を一歩先へ」進める、そのきっかけになれば幸いです。また次回のユーザー会でお会いしましょう!