Googleアナリティクスで使えるパラメータ一覧&使い方

高田 和資 (アユダンテ株式会社 Google アナリティクス 360専任コンサルタント)

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Googleアナリティクスはパラメータを使った分析テクニックを覚えることで、幅広い応用レポートに活用できてとても便利です。ここでは、よく使われるutm系パラメータに加えてサイト内検索などのパラメータ設置方法や使い方をわかりやすく解説します。

Goolge Analytics URLパラメータの使い方のタイトル

そもそもパラメータとは?

パラメータはデータを送受信する際の処理に利用されます。

本記事はURLに付加情報を追加して利用する「URLパラメータ(以下パラメータ)」について、Googleアナリティクスでどのように利用、設定されているかを解説します。

 

参考:「パラメータ」って何?Webマーケティングで知っておくべき意味と仕組み

 

Googleアナリティクスのパラメータ活用方法

Googleアナリティクスではパラメータを主に3つのシーンで利用します。

①広告や外部からの流入をGoogle アナリティクスが定義している「カスタムキャンペーン パラメータ」を利用して効果測定に利用する

例えば、以下のようにカスタムキャンペーンパラメータを追加することで「google」「cpc」「blog_ga」の分類で集計することができます。

(例)

https://satori.marketing/marketing-blog/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=blog_ga

 

②サイト内の検索でどのようなキーワードを入力したか集計する「サイト内検索」

URLのパラメータの説明

上記画像、「query」の値「パラメータ設定」を集計することでどのような語句でサイト内検索したかがわかります。

 

③集計に不要なパラメータを除外する「除外するURLクエリパラメータ」

サイトアクセスの開始時やページ遷移時にセッションIDや固有のIDがURLに付与されるケースでは、パラメータのついたアクセスとついていないアクセスが別々のURLとして集計されますが、この設定を行うことで同じページとして集計することができます。

「カスタムキャンペーン パラメータ(UTMパラメータ)」の使い方

Google アナリティクスでは検索エンジンや外部サイトからの流入を参照元の情報をもとに「集客」レポートで見ることが出来ます。しかし参照元の情報だけでは、SNSへの投稿記事や広告からの流入など自らリンクを設置した箇所との区別が出来ません。自らリンクを設置した箇所からの流入を区別して計測するには、Google アナリティクスの「カスタムキャンペーン パラメータ(utmパラメータ)」を利用します。各カスタムキャンペーンパラメータは【集客>キャンペーン>すべてのキャンペーン】レポートから選択できます。

 

図:レポート上で「カスタムキャンペーン パラメータ」を選択する

Google Analytics管理画面でカスタムキャンペーンパラメータを選択する方法
  ※「Google アナリティクス デモアカウント」の画像です。

UTM系パラメータの一覧

Google アナリティクスで定義されているカスタムキャンペーン パラメータをまとめた表です。キャンペーンURL生成ツールを利用することで、設置するURLを簡単に作成することができます。

 

  • Google アナリティクス キャンペーン URL 生成ツール

https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

パラメータ

レポート上の

表示ディメンション

内容

内容例

utm_source

(必須)

参照元

参照元の検索エンジンやサイト名を識別するために利用します。

google、yahoo

utm_medium

(推奨)

メディア

CPC 広告、バナー、メール ニュースレターなどの分類に利用します。

email,cpc,banner

utm_campaign

(推奨)

キャンペーン

商品のキャンペーン名、テーマ、プロモーション コードなどを特定するために利用します。

任意のキャンペーン名

utm_term

(任意)

キーワード

有料検索向けキーワードを特定するために利用します。

キーワード

utm_content

(任意)

広告のコンテンツ

同じ広告内のリンクを区別したり、広告のクリエイティブ別に分類するために利用します。

toplink、textAなど

参考例

Facebookへ訴求内容を変えて2回投稿を行う場合を例に、カスタムキャンペーン パラメータを使った参考例をご紹介します。

カスタムパラメータを使った参考例

 

パラメータ

1回目の投稿

2回目の投稿

utm_source

facebook

facebook

utm_medium

sns

sns

utm_campaign

seminar_ma_btob

seminar_ma_btob

utm_term

なし

なし

utm_content

text_A

text_B

  • 1回目の投稿URL

https://satori.marketing/events/?utm_source=facebook&utm_medium=sns&utm_campaign=seminar_ma_btob&utm_content=text_A

  • 2回目の投稿URL

https://satori.marketing/events/?utm_source=facebook&utm_medium=sns&utm_campaign=seminar_ma_btob&utm_content=text_B

 

Facebookの各投稿の中からセミナーに関する投稿は、キャンペーン「seminar_ma_btob」で集計することができます。さらに投稿内容から「text_A」「text_B」のどちらからの流入が多かったということも集計することができます。

サイト内の検索でどのようなキーワードを入力したか集計する「サイト内検索」

「SATORIサポートセンター(https://satorihelp.zendesk.com)」のようにサイト内検索機能があり、検索クエリパラメータがURLに付与されている場合はGoogle アナリティクスの「サイト内検索」機能を設定することで「行動>サイト内検索>サイト内検索キーワード」レポートからで検索したクエリを集計することができます。

 

図:検索クエリパラメータがURLに付与されている場合

URLのパラメータの例

図:ビューの設定

Google Analyticsでビューの設定をする方法

参考例

FAQなど定期的にサイト内検索キーワードをチェックすることで、ユーザーが求めているコンテンツやサービス内容を知ることができます。集計結果からサイト内検索キーワードに適したコンテンツの追加や見直しを行いましょう。

集計に不要なパラメータを除外する「除外するURLクエリパラメータ」

サイトの仕組み上、サイトアクセス時やページ遷移時でセッションIDや固有のIDがURLに付与されるケースがあります。例1と例2の場合、同じページですがGoogle アナリティクスでは別々のURLとして集計されます。

例1:https://satori.marketing/index.html?ssid=12345678

例2:https://satori.marketing/index.html?ssid=67548395

この場合はビュー設定の「除外するURLクエリパラメータ」に「ssid」を設定することで、

Googleアナリティクスの集計上除外することができます。

除外設定した後のURL:https://satori.marketing/index.html

※例1、例2のページが合算して集計されます。

設定方法

図:ビュー>ビューの設定画面

Google Analyticsでビューの除外設定をする方法

パラメータを使う際の注意点

「カスタムキャンペーン パラメータ」は「どの分類別で集計したいのか」を事前に明確にし、ルール化を行ってから設定しましょう。実施する施策ごとに内容や意味が分かるようにルール化することで、担当者や部署が異なる場合でもバラバラに集計されることを防ぐことができます。

「サイト内検索の除外チェック」「除外するURLクエリパラメータ」を設定すると、設定後からレポートに集計されなくなります。除外された期間のデータ(パラメータ)は復元できなくなりますので、設定前にバックアップ用のビューを作成するなど、慎重に設定しましょう。

 

PROFILE

高田 和資

アユダンテ株式会社 Google アナリティクス 360専任コンサルタント


WEB制作会社のディレクターを経て、人材系サイトやECサイトのマーケティングを担当。 アユダンテ株式会社入社後はGoogle アナリティクス導入支援を中心に サイトの改善提案やトレーニングを行っている。 著書は「いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本」。
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