Marketing Blog

2017.09.01

デジタルマーケティング勉強法~基礎から専門知識まで効率的に学ぶコツをご紹介!

デジタルマーケティングについてこれから学びたいものの、どのようなウェブサイトや本から情報収集を行えばよいでしょうか?というご相談をいただくことがあります。
デジタルマーケティング分野の知識を深めたい、あるいは体系的に学びたいという方向けには、私は実はウェブサイトや本による学習はおすすめしていません。理由としては、ウェブサイト(特にTech系・Web系の情報サイト)については、最新情報のキャッチアップには非常に良いのですが、体系立てて知識をインプットすることができず、情報が断片的になってしまうケースが多いためです。一方、本での学習については、情報が古いものも多く、これから体系的にデジタルマーケティングを学びたいという方には、あえておすすめしていません。
私の一番のおすすめは、オンラインコースの履修によってデジタルマーケティングの知識を体系的に学ぶことです。時間・場所の制約を受けずに学ぶことができ、価格帯も良心的なものが多く、非常におすすめなのです。そこで今回は、これからデジタルマーケティングについて深く学びたいという方や、他分野が専門だけどデジタルマーケティングの概要を体系的に学びたいという方向けに、おすすめのオンラインコースをご紹介させていただきます。

>>関連記事:デジタルマーケティングとは?定義と具体的な手法、始め方

デジタルマーケティングの中で、どの分野を学びたいのか明確にする

デジタルマーケティングのオンラインコースは、ここ数年で一気に数が増えました。その一方で、どの分野を学びたいかを予め明確にしておかないと、コース選びの際、ネットサーフィンに時間をとられてしまいがちです。具体的には、ソーシャルメディアなのか、リスティング広告(SEM)なのか、コンテンツマーケティングなのか、DSPなのか、、、企業のマーケティング担当者という立場でデジタルマーケティングを学習される方は、特にどの分野に優先順位を置いてまなぶのか、大まかにイメージしておくことをおすすめします。
また、コースタイトルに惑わされず、「コース内容」をしっかり確認しておくことも重要です。特に、後述するUdemyなどでは、様々なデジタルマーケティングのコースが扱われています。かっこいい英語表記のタイトルに惑わされることなく、自分にとって重要なコンテンツを扱っているコースを選ぶことが大切なのです。

デジタルマーケティング勉強ツールは、海外オンラインコースが充実!

デジタルマーケティング関連のオンラインコースは、海外のオンラインコースがおすすめです。日本語の情報に比べ、情報量も情報の質も圧倒的に上です。以下でご紹介するオンラインコースは、デジタルマーケティングの最新の知識を体系立ててまとめて学ぶことができるものばかりです。ネットで断片的な知識を情報収集するより、ずっと効率的に学べるツールをご紹介していきます。
また、すでにデジタルマーケティング担当者として活躍されている方にとっても、シリコンバレーなど現場の最先端で活躍されている方のレクチャーなどは、海外の最新事例が豊富に紹介されており、重宝すべきものが多数あります。最新事例をインプットしておくことで、営業トークにも使えるほか、転職活動の面接でも大きなアドバンテージを狙えるはずです。
 

Udacity(初心者向け)

デジタルマーケティング勉強法に活用できるUDACITY

近年、日本でも徐々に知名度を上げつつあるのがUdacityです。デジタルマーケティングのほか、機械学習やデータアナリティクスなど、最先端の分野を基礎から学びたい方に適したコースを多数提供しています。どの分野も初心者向けのコースが多数提供されており、体系的に知識のインプットしたい方に相応しいコース設計になっています。

Source: Udacity, credit: www.udacity.com

 
<特徴>
・初心者向けのコースが充実している。
・コースのレベルについて明記されていることと、コースのシラバスがきちんと明記されているため、コース選びの際わかりやすい。
・テクニカルな知識や細かな専門性よりも、各分野の概要を体系的に学びたい方におすすめ。
・無料のコースが充実している(一部のコースのみ有料)。
・コースは全て英語であるものの、動画でスライドを用いて解説されるため、英語があまり得意でない方も理解しやすい。
・ソーシャルメディア、SEO、SEMといった特定の分野について学ぶことができる。
 

Udemy(初級~上級者向け)

デジタルマーケティング勉強に活用できるudemy

Udemyの日本展開はユニークで、英語版の動画に親切にも日本語の字幕がついているものが多数展開されています。英語力にあまり自信のない方にとっては、もっとも取り組みやすいかもしれません。一方、価格設定にばらつきがあり、必ずしも、価格の高いコース=内容の濃いコースとは言い切れない点が難点です。

Source: Udemy, credit: www.udemy.com

<特徴>
・初級から上級レベルまで、コースの数がとにかく豊富。かなり専門的な内容まで扱うコースも多数。
・日本語での字幕や解説のあるコースも多数あるため、英語に苦手意識のある方も安心。
・セール時に購入しておかないと、価格が高いものも多い(コースあたり数万円など)。
・価格帯と動画のクオリティがあまり一致していないことも多く(出品者が自由に価格設定できる仕組みのため)、購入の際はレビューを確認するなどして慎重にコース選択をする必要がある。
・とはいえ、購入後に「やっぱり違った」と思った場合でも、返金制度がきちんとしているため安心!
 

Market Motive(中級~上級者向け)

$2999のコースでは、1年間かけてデジタルマーケティングの各分野を履修することができます。テクニックや細かな知識以上に、「考え方」を上手く学べるコンテンツが充実しています。たとえば、Emailマーケティングの評価指標・成果をどのように計算するか?など、実践的な考え方を広く学ぶことができます。本気でデジタルマーケティングに取り組みたい方におすすめです。

デジタルマーケティング勉強に活用できるMarket Motive

Source: Market Motive, credit: www.marketmotive.com

<特徴>
・デジタルマーケティングの各分野(ソーシャルメディア、SEO、ディスプレイ広告、アナリティクスなど)について体系的に学ぶことができる。
・毎月セールが実施されているため、セール時に購入するのが良い。(毎月月末にセールが実施されるほか、米国の独立記念日など、米国の祝祭日にあわせてセールが実施されているようです。)
・動画では、スライドを用いて丁寧に解説がされるため、英語に苦手意識のある方も学びやすい。
・Webinarと呼ばれる無料のオンラインセミナーも随時開催されており、最新のトピックについて情報収集したい方にもおすすめ!(ただし、日本時間の深夜に開催されることが多い点が難点。)
 

Ryan Holiday (上級者向け)

デジタルマーケティング勉強に活用できるRyan Holiday

著作『Growth Hacker』でブレイクしたRyan Holidayによるオンラインコースです。コースパッケージは、$59から3つほど用意されていますが、$59のコースでも十分最新の知識・ノウハウを学ぶことができる内容です。デジタルマーケティング分野の中でも、特にグロースハッカーに関心のある方には彼の著作もおすすめです。グルーポン、Uber、Airbnbなど誰もが知ってる企業の事例が多数解説されており、大変分かりやすい内容のため、営業担当の方にもおすすめです。日本語にも翻訳されています

Source: Ryan Holiday, credit: learn.ryanholiday.net

<特徴>
・企業のデジタルマーケティング担当者向けの専門的なコース。
・最先端の海外事例について、日本語での翻訳資料がない事例も沢山学べる。
・月額$59のコースでも結構深い内容が学べます(無料でもいくつか動画を確認できます!)
・Ryan氏のスピーチは迫力あるものの、英語のスピードが速いため、英語に長けている人でないと厳しいかも。
・「グロースハッカーマーケティング」とタイトルにあるように、ユーザーのリテンション向上や最適化について知識を深めたい方に特におすすめ。

デジタルマーケティングを学びたいものの、英語に苦手意識のある方へ。

以上、海外のデジタルマーケティング分野の勉強に有意義なオンラインコースをご紹介してきましたが、海外のオンラインコースが充実しているとはいえ、「やっぱり日本人による日本語のコースで学びたい!」という方がいらっしゃることも理解しています。しかし残念ながら、日本語でのデジタルマーケティング関連のオンラインコースは、まだまだ充実していないのが現状です。
日本語のオンラインコースで効率的にデジタルマーケティングを学びたい方には、やはり有料のものがおすすめです。例えば、マーケティングオートメーションのSATORIでは、マーケティングのオートメーションの基礎知識や操作方法のみならず、企業担当者の方がデジタルマーケティングの基礎知識を効率的に学べるようにコンテンツを設計しており、様々な資料等を提供しています。無料で閲覧できる資料のほか、ユーザー様向けには過去のセミナー動画や、最新事例について紹介している動画など、好きな時間に好きな場所で、好きなだけ学ぶことができます。単なるマーケティングオートメーションツールとしてではなく、マーケティング担当者として大きくキャリアアップを図るためのツールとしてご活用いただけることが特徴です。

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