5分で理解「E-A-T」とは?SEOで重要視されるGoogle品質評価基準を解説

篠原 誠

このエントリーをはてなブックマークに追加

E-A-TはGoogleの「検索品質評価ガイドライン」に提示されている「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」のことです。
昨今のSEOの話で出てくることが多いものの、具体的な施策として取り組みにくいところもあります。
E-A-Tに関しての考え方を知った上で具体的な対策の例を紹介します。

EATが何の略なのか説明

E-A-T 3つの指標

E-A-Tはユーザーに満足できる検索結果を提供するために使用されることが想定される指標のひとつです。
重要なのはあくまで「検索したキーワードに合っているかどうか」というコンテンツの内容なので、より正確な信頼できる情報を検索結果に出すための補助指標と考えましょう。

EATの三つの指標の説明

Expertise(専門性)とは

サイトやコンテンツがそのトピックや業界で精通した知識や経験・スキルを持っているかどうかを指します。お医者さんであれば病気に対しての専門知識、販売員であれば商品に対しての専門知識などが挙げられます。

Authoritativeness(権威性)とは

サイトやコンテンツがそのトピックや業界でどれくらい認められているかを指します。業界内で有名な賞を受賞している、著名な人物に認められている、などが挙げられます。

Trustworthiness(信頼性)とは

サイトやコンテンツが信用に足るものかどうかを指します。多くの人からの評判が良い場合、信頼性が高いと考えることができます。

推測されるアルゴリズム

前提として知っておくべきこととしてE-A-Tはあくまで検索品質評価ガイドライン内における概念であり、E-A-T自体の指標を作るアルゴリズムが存在しているわけではありません。(「Pubcon Pro Las Vegas 2019」でGoogle・Gary Illyes氏がコメント)

ただし多くのアルゴリズムの結果としてE-A-Tが重要視される検索結果(信用度の高いサイトが上位表示される検索結果)になる可能性はあります。

※参考
E-A-TスコアもYMYLスコアもGoogle検索には存在しない、コアアルゴリズムはベイビーアルゴリズムの集合体 #PubCon
https://www.suzukikenichi.com/blog/there-is-no-eat-score-or-ymyl-score-pubcon/

YMYLとE-A-Tの関係

YMYL領域は特にE-A-Tを重要視されるような検索結果になる傾向にあります。

Topic:YMYLとは
YMYLとはYour Money Your Lifeの頭文字を取った言葉で、お金や生活に関わるジャンルのことを指します。E-A-Tと同じく検索品質評価ガイドラインに掲載されている概念です。
詳しくはコチラ:【解説】YMYLとは?Google検索品質ガイドラインと対象ジャンル、対策法

YMYL領域は人の人生を左右してしまう可能性のあるジャンルのため、より信頼できる情報を検索結果に表示するように調整されています。

E-A-Tって対策できる?

前述の通り、E-A-T個別のスコアがあるわけではないので具体的に「こうすれば対策できる」といった類のものではありません。

ただし「ユーザーが初めて自分のサイトに訪問した際に信用してくれるか?」といったことを指標に考えるとその対策も考えやすいでしょう。いくつか例を挙げてみます。
※あくまで「ユーザーに信用度が高まる」方法の例となります。対策すると絶対に効果があるというものではないのでご注意ください。

1) 良いサービス提供をする

まず大前提として必要なのは良いサービスを提供すること。良いサービスがあって、ユーザーに満足してもらうことがもっとも重要です。一昔前とは異なり、良いサービスを提供せずに検索結果だけで良い評価を獲得するのは非常に困難になっています。

2) 良い評判を獲得する

良いサービスを提供して、良い評判を獲得できるようにしましょう。積極的にユーザーにサービスの評価・レビューをしてもらうなどの工夫が必要です。注意しなくてはいけない点として「良い評判を獲得しよう」とヤラセのような不正行為を行うと、不正が世間に発覚した際に評判を大きく落とすことになります。大きな会社でもヤラセやステマが発覚して炎上、評判を落としている例は少なくありません。あくまでユーザーと真摯に向き合って評判を獲得していきましょう。

3) サイトの情報や目的を明確にする

意外に多くのサイトでできていないのがサイト情報やサイトの目的の記載です。「このサイトは何を目的として運用されているのか」「どういう会社(人物)が運用しているのか」「どういう運用方法で運用しているのか」など細かに記述することで、初めてサイトに来たユーザーに向けて信用できるかどうかを判断してもらうことが可能です。「私達はこのようにサイトを運営しているので信頼できますよ」ということをユーザーにどうやって示すかを考えるとサイト情報も構成しやすいでしょう。

4) 著者情報など情報の出自を明確にする

記事や提供しているコンテンツの出自をわかりやすく示すことも重要です。例えば誰が書いたのかわからない匿名記事よりも、きちんと著者情報がある記事の方が信用されるのは容易に想像できるでしょう。その著者が信用に足る人物なのかどうかも重要です。全然知らない名前の人が書いた記事よりも、その業界において著名な人が書いている方が信用できますよね。さらに、その著者のサイトからリンクがあると、紛れもなく「その人が書いた」(名前だけを騙っているものではない)ということが第三者からも判断できるでしょう。

 

E-A-Tは具体的にこうすれば良いというものでもなく、効果測定も難しいです。ただし考え方の根幹は、「ユーザーにいかに信用してもらうか」という点なので、どうやったら信用してもらえるかを考え、少しずつできることから取り組んでみましょう。

 

PROFILE

篠原 誠


2007年10月にSEOディレクターとしてSEO事業者に入社。企業サイトを中心にコンサルティングを行う。 2015年4月に独立。 メディア運営とSEOコンサルティングを中心に活動中。 個人活動として2008年にSEOの勉強と情報発信のために「バカに毛が生えたブログ」開設し、現在もSEO関連の情報を発信している。
このエントリーをはてなブックマークに追加