【2019版】SEO外部対策って重要?やっておくべきこととは

篠原 誠

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SEOの外部対策とは他のサイトから外部リンクを獲得し、サイトの評価を上げることを言います。「昔は重要だったけど今はそこまで重要ではない」「外部対策をすることはSEO上よくない」などさまざまな噂が飛び交っていますが現在でも外部対策をすることは重要です。ただし誤った手法を行ってしまうと逆効果となってしまうため正しい対策を覚えておきましょう。

 

 

SEO外部対策とは?

SEOにはサイト内のマークアップを改善したり、キーワードを最適化したりする「内部対策」と、他のサイト(外部のサイト)からリンクをもらう「外部対策」があります。

なぜ他のサイトからリンクを獲得する「外部対策」が重要なのでしょうか。

リンクの重要度はGoogleのサイトにある「Google が掲げる 10 の事実」というページに記載されています。少し長いですが引用します。

 

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。

引用:https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja

「Google が掲げる 10 の事実」にもある通り「多くのサイトからリンクされている(参照されている・言及されている)サイトは良いサイト」というのが骨子の考え方となっており、リンクを獲得することの重要度が分かります。

※このリンク評価の仕組みは「多くの論文に参照されている論文は良い論文」といった考え方が元になっています。

自然リンクと人工リンク

「多くのサイトからリンクされているサイトは良いサイト」という軸は前述の通りで、そのまま自然にこの仕組みが循環すれば良いのですが、ここで次のようなことを考える人が出てきます。

多くのサイトからリンクされていると評価されるのであれば、自分で多くのサイトを作成してそこからリンクを貼ればいいのではないか?

他の人からの評価としてのリンクを集めることができていないにも関わらず、自分で作って評価を高めるという、いわゆる自作自演のリンクです。(他の人に評価を高めるためだけにリンクを作ってもらうことも同様です)

普通の状態でリンクが集まるのを「自然リンク」と呼ぶのに対し、こうしたランキングを上げるための自作自演のリンクを「人工リンク」と呼びます。

 

人工リンクはガイドライン違反に

Googleはあくまで自然リンクで作為的な意図が加わっていない状態の評価を検索結果に反映させたいため、こうした人工リンクはガイドライン違反となりGoogleのペナルティ対象となります。

GoogleのSearch Consoleヘルプ「リンクプログラム」に詳細が掲載されているため確認しておきましょう。

※リンク プログラム – Search Console ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/66356?hl=ja

 

人工リンクに対するGoogleの対応

これまでGoogleは随時人工リンクに対して対策してきましたが、これまでの中でも目立った大きな動きとしては次のようなものがあります。

Google側の動き 影響
2012年 ペンギンアップデート リンクプログラムなどのウェブスパムへの対処
2012年~ 手動ペナルティの強化 Search Console(当時はウェブマスターツール)にペナルティのメッセージが届くようになる。
2016年 ペンギンアップデートがコアアルゴリズム一部に ペンギンアップデートの自動化。随時ウェブスパムが対処されるようになる。

上記以外にも特定のリンクネットワークに対して対策を実施するなど、Google側でも随時ガイドライン違反対策をしています。

特に注意しなくてはいけない点としてSEOの業者の中に「安全」と謳って人工リンクを販売してくる業者がありますが、安全な人工リンクは存在しないことを認識しておきましょう。

参考:CSS Nite LP41 フォローアップ(5)金谷 武明さん(Google)
http://cssnite.jp/archives/post_2827.html

人工リンクを購入してペナルティを受けると長期間に渡って検索結果に表示されにくくなるなどの大きなリスクがあります。

外部SEOって今でも効くの?重要?

ここまで人工リンクの危険性について述べてきましたが、反面、自然リンクについては今でも重要な要素です。

外部リンクについて考える際には「Googleを騙すための不正行為をしない」「どうやったら自然なリンクを獲得することができるか」を念頭に入れておきましょう。

2019年やっておくべきSEO外部対策まとめ

外部対策で自作自演(またはリンクの購入)NGというのはここまでで解説した通りです。自分でできる外部対策はできないように思えてしまいますが、リンクを「獲得しやすくする」対応は可能です。

ここからは外部リンクを獲得するための施策を紹介します。

1)自分のサイトに設定されているリンクを確認する

最初にやっておきたいことは、現段階で自分のサイトにどんなサイトからのリンクが設定されているかを確認することです。

Search Consoleの左メニュー「リンク」を選択、右上の「外部リンクをエクスポート」からサンプルのリンクがダウンロードできます。

他のサイトからどんなリンクが設定されているかを確認してみることで、どんなコンテンツを作ればリンクを獲得しやすいか、どんな経路でコンテンツを配信すればリンクを獲得しやすいかが見えてきます。
(例:ハウツー系の記事のリンクが多い、SNS経由で見てくれている人が多そう、など)

自分のサイトのリンク獲得状況を分析することで、将来的にどういたコンテンツを作成していったらいいか、どのようなコンテンツの見せ方をすればいいかが明確になってきます。

2)検索以外のコンテンツ配信経路を作る

たとえ良いコンテンツを作っても読んでもらったり、知ってもらったりしないことには意味がありません。「コンテンツを作れば検索から集客ができ、見てもらうことができる」と考える人もいますが、検索で集客する場合、できるだけ上位表示しなくてはいけません。検索のみの集客に頼ってしまうと仮に上位表示できなかった場合にコンテンツを発見してもらうことができず、リンクも獲得することができません。そのため、検索以外のコンテンツ配信方法を検討する必要があります。

具体的にはTwitter、FacebookなどのSNSを活用して情報発信をする、実店舗などがあるのであればPOPやチラシなどでサイトを知ってもらうなどの方法があります。

3)ソーシャルで拡散しやすいようにソーシャルボタンを設定

コンテンツを見てくれた人に対してSNSなどで拡散してもらいやすくするようにソーシャルボタンの設定も実施しましょう。例えばこのブログであれば文頭と文末にTwitter、Facebook、はてなブックマーク、Pocketのボタンがあります。

ボタンがないと拡散の機会を失ってしまう可能性があるので必ず設定しておきましょう。

番外編)競合サイトのリンク確認(必要に応じて)

競合サイトのリンクの獲得状況を確認することも外部リンク施策の参考になります。

自分のサイトと異なりahrefsなどの有料ツールを使用しないと確認できないですが、「競合サイトが獲得しているが自分のサイトでは獲得できていないリンクのタイプ」「自社ではやっていない施策で競合サイトがリンクを獲得しているケース」など自社サイトを見るよりも参考になる面が多いです。

もし自社でも活用できそうな施策があれば取り入れてみると良いでしょう。

番外編)リンクの否認(普通はやらなくていい施策)

リンクの確認をしている際、ごくまれに「明らかに不自然なリンク」「自分は設定していないが明らかな人工リンク」が発見されることがあります。このような不自然なリンクがあった場合に「リンクの否認」といった方法を採ることがあります。

リンクの否認を行うことで不自然なリンクがあっても無効化でき、ペナルティなどネガティブな影響のリスクを防ぐことができます。ただし、注意すべき点として、有効なリンクを否認してしまうとサイトの評価が下がってしまう可能性がある点などあります。

原則的には否認を実施しなくても問題ありません。もし気になるリンクがあれば信頼できるSEOの専門に頼むか、あるいはヘルプフォーラムで相談をしてみましょう。

Search Consoleヘルプフォーラム
https://support.google.com/webmasters/community?hl=ja

 

外部リンク施策はあくまで他の人の行動頼りになってしまうため、自分自身でコントロールしにくい部分です。またサイトによっても集まるリンクのタイプは異なってくるため、地道に自社サイトに集まりやすいリンクのタイプを検証しながらコンテンツを発信する、そして、絶対に人工リンクを購入しないということを念頭に置いて施策を行っていきましょう。

PROFILE

篠原 誠


2007年10月にSEOディレクターとしてSEO事業者に入社。企業サイトを中心にコンサルティングを行う。 2015年4月に独立。 メディア運営とSEOコンサルティングを中心に活動中。 個人活動として2008年にSEOの勉強と情報発信のために「バカに毛が生えたブログ」開設し、現在もSEO関連の情報を発信している。
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