MA時代に求められるマーケティング担当者の必須スキルとは?

鈴木あゆみ (デジタルマーケティング・コンサルタント)

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マーケティングオートメーションツール(MA)の導入が一般的になるにつれ、「MAがデータ分析の役割を担ってくれるため、マーケティング担当者の業務量は減少する」という見解が広まっているように思います。それはある意味正しいのですが、むしろデータの自動化が進むからこそ、マーケティング担当者に求められるスキルが高度化している側面もあります。

今回は、マーケティングオートメーション(MA)時代だからこそ、マーケティング担当者に求められる高度なスキルについてご紹介します。

データ分析力

SEO ExpertのAl Gomez氏は、ユーザーに適切なタイミングで適切なコンテンツを配信するには、マーケティング担当者のデータ分析力が重要であると指摘しています。せっかくマーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)を導入しても、MAツールが収集・分析してくれたデータを、適切に生かせる力量なくしては、MAツールも宝の持ち腐れとなってしまいます。

同氏は、ソーシャルメディアのデータについて、リードナーチャリングやセールスにつながるデータ活用の重要性を説いています。Facebook LiveやInstagramストーリーに見られるように、ソーシャルメディアの影響力は日に日に増しています。MAツールは、これらあらゆるデジタルマーケティングチャネルを統合し、データを収集・分析することに役立ちますが、そのデータを活かせるだけのマーケティング担当者の力量なくしては、MAツールを十分に活用することには至りません。

コンテンツマーケティング力

MAツールの活用について入手したデータを適切に活用し、正しくコンテンツマーケティングを行うことも重要です。ユーザーが使用するチャネルにかかかわらず、ユーザーが求めるコンテンツをいかに適切に直接届けることができるかが問われるようになってきています。

国内の主要MAツールであるSATORIでは、個人情報を取得する前段階の潜在顧客層に対し、ブラウザのCookieを使ってアプローチする、「アンノウン(個人を特定できない)マーケティング」にも注力しています。ユーザーの検討フェーズに応じて適切なアプローチをするために、SATORIのようなMAツールを活用することで、マーケティング担当者のコンテンツマーケティング力を底上げすることが可能になります。

オフラインマーケティング力

マーケティングオートメーション(MA)時代にもかかわらず、逆説的な表現になりますが、オフラインマーケティングの活用力が近年、海外でも話題になっています。米ペンシルバニア州在住のマーケターMary Wallace氏は、MAツールがリード獲得において担うことのできる役割は、マーケティング活動全般のほんの一部分の要素に過ぎないと指摘しています。同氏が注目するマーケティング手法は、オフラインでのイベントとダイレクトメールの活用です。

イベントマーケティング
対面でのコミュニケーションによって、新規顧客の獲得はもちろんのこと、休眠ユーザー・休眠顧客の掘り起こし、既存顧客に対する啓蒙活動にも効果的です。また、イベントを最大限活用するために、自社製品や各トピックの専門家をブースに置くことや、自社製品の紹介資料(パンフレット、ケーススタディ等)を準備しておくことは必須です。

ダイレクトマーケティング
インターネット上での情報・コミュニケーションが当たり前になっている現代だからこそ、ダイレクトメール(郵便物)という物体的な形のあるコミュニケーション手法をとることで、ユーザーに強く印象づけることができます。QRコードの活用やパッケージに工夫を加えることで、ユーザーの目を引くダイレクトメールを作成することが大切です。

まとめ〜MA時代のマーケティング担当者に必要なスキル

MAツールの導入が一般的になってきているとはいえ、マーケティング担当者に必要なスキルの本質に変化はありません。顧客のニーズを正しく理解し、オンライン・オフラインを問わず、どのようなマーケティング施策を実施することでユーザーにリーチできるかを徹底的に追求していくことが必須です。また、MAツールの導入により、あらゆる項目を数値化することが可能になりますが、一方で、ツールが多機能になればなるほど、数値からは顧客の顔が見えなくなることがままあります。だからこそ、MAツールのみに頼らないオフラインマーケティングの活用も重要になります。

MAツールによって収集したデータを、何のためのデータなのか?そもそも何のためにMAツールを導入しているのか?を担当者レベルで正しく認識し、その上でオフライン・オンラインそれぞれの施策を適切に組み合わせ、効果的なマーケティング施策を実施していくスキルが一層重宝されるでしょう。

国産のマーケティングオートメーションツールSATORIは、国内のマーケット事情を熟知したスタッフが、MAツール導入の支援を行っています。膨大なデータをどう扱えば良いかわからない、データを取得したところで、各マーケティング施策をどのように組み合わせたら良いかわからないという理由でMAツール導入を躊躇するの勿体ないことです。上記のような理由でMAツール導入についてお悩みの方は、ぜひ一度SATORI紹介セミナーにご参加ください。

 

参考文献
・Al Gomez, ‘How Marketing Automation Changed Over Time?’, 2017. [Online]. Available: https://www.seoexpertpage.com/marketing-automation-changed-time/ [Accessed: 17- Jul- 2017]
・Mary Wallace, ‘Confessions of a marketing automation addict’, 2017. [Online]. Available: https://martechtoday.com/confessions-marketing-automation-addict-199768 [Accessed: 17- Jul- 2017]
・Karri Bishop, ‘6 Marketing Automation Predictions for 2017’, 2017. [Online]. Available: https://blog.getresponse.com/marketing-automation-predictions-2017.html [Accessed: 17- Jul- 2017]

PROFILE

鈴木あゆみ

デジタルマーケティング・コンサルタント


グリー株式会社、複数の外資系企業を経て、独立。香港・ロンドンでの勤務経験から、海外企業におけるデジタルマーケティング施策の戦略立案を得意とし、日本市場へのローカライゼーションを幅広く手がける。スタートアップ企業のブランドマーケティングにも関心があり、デジタルマーケティング支援を広く行っている。慶應義塾大学法学部卒。
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