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【2023年版】SEOツール比較表・おすすめをプロが厳選

【2023年版】SEOツール比較表・おすすめをプロが厳選

SEOを実施する上で検討したいのが、効果測定や業務の効率化を行えるSEOツール。ただSEOのツールを探そうと思っても数が多すぎてどのツールを選んだらいいのかわからないということが多いかと思います。

そこで今回は無償で利用できるサービスから、有償で利用できる高機能なものまでSEOのプロが使うオススメのツールを紹介します。

SEOツールの機能と種類

SEOで使用するツールの機能は主に3種類に分類されます。

SEOツールの種類

1)サイト分析・モニタリング

対策サイトにおけるSEOの効果測定や分析などに使用するツールです。

これがないと実施したSEO施策の効果の有無が分からないので必ず導入すべきと言えます。以下のような機能がそれに当たります。

  • 検索順位チェック
  • アクセス解析
  • ページスピードの確認
  • 構造化マークアップの確認
  • 被リンク調査

2)検索ニーズ調査

サイトの改善や競合調査などで使用するツールです。検索ニーズを発見して具体的な施策を行う前に利用します。

  • キーワード調査(サジェスト調査)
  • 検索ボリューム調査

3)レポーティング

分析などの結果を自動的にレポーティングするツールです。

定期的に決まったデータを確認・報告、または複数人で共有するような場合、導入した方が効率的です。

  • ダッシュボード

SEOツール15種類の機能比較

SEOを考慮する際に知っておきたいツールをまとめました。SEO以外でも利用できるものもあります。Google公式で無料のものについては積極的に使っていきたいところです。有料の著者おすすめツールについては後述します。

ツール名費用分析・モニタリング検索ニーズ調査レポーティング
1Google Search Console無料
2Google Analytics無料※1×
3Googleキーワードプランナー無料※2××
4ページスピードインサイト無料××
5リッチリザルトテスト無料××
6Ahrefs月額$99〜
7ミエルカSEO月額15万円〜
8Keyword Tool月額$69〜××
9Screaming Frog SEO Spider年間149ポンド
(制限付き無料プランも
あり)
××
10SEMRush月額$119.95〜
11SimilarWeb一部無料。
有償版は問い合わせ必要
12AdvancedWebRanking月額$49〜
13キーワードマップ不明
問い合わせが必要
14SEARCH WRITE月額5万円〜
15EmmaTools月額 ¥59,800×

※各アイコンの意味:◎充実している、○機能がある、×機能がない

※1:1000万ヒット/月を超えると有料

※2:広告キャンペーン登録の必要あり

施策を開始したばかりの段階ではGoogleから無料で提供されているツールがあれば十分です。

より詳細な調査などを行いたい場合や無料ツールでカバーできないような業務が発生した場合に有料ツールの導入を検討すると良いでしょう。

おすすめのSEOツール5つ

筆者も実際に使っている・使ったことがあるおすすめのSEOツールを無料・有料とにわけてご紹介します。

気軽に使える無料SEOツール3つ

はじめに知っておきたい無料のツールを紹介します。いずれもGoogleが提供しています。

1)Google Search Console(サーチコンソール)

Google検索の検索結果で表示されたキーワードの掲載順位やクリック率などのデータを閲覧でき、サイトにエラー等が検出された時にメールで通知してくれるなどの機能があります。

種類価格難易度使用頻度
サイト分析・モニタリング無料初心者~上級者毎週

公式サイト:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Google Search Console(サーチコンソール)

唯一無二の機能としてGoogle検索で自分のサイトが表示されたキーワードの情報が取得できる機能、そしてサイトに何かしらの問題(サイトのエラーやペナルティなど)が起こった際にも通知できる機能があります。構造化マークアップの実装状況やページ速度の状況なども計測でき、他の解析ツールでは獲得のできない情報なのでSEOを考慮する上では欠かせません。

普段の使用方法としては定期的にどんなキーワードで集客しているのか、順位の動きがないかなど確認するのに使います。

あくまでGoogleのデータしか取得できないという点(Yahoo!など他検索エンジンの情報は獲得できない)、検索キーワードのデータがリアルタイムではなく少し遅れる(2〜3日遅れでデータ化される)という点は注意が必要です。

2)Google Analytics(アナリティクス)

Googleが無料で提供している(※)アクセス解析ツールです。検索以外にも他のサイトから流入、広告からの流入など各種対応しています。

種類価格難易度使用頻度
サイト分析・モニタリング無料~初心者~上級者毎日

※ユニバーサルアナリティクスでは1000万ヒット(Google Analyticsデータ送信の回数)/月を超えると有料となっています。

公式サイト: https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

Google Analytics(アナリティクス)

自然検索・広告・他のサイトからの流入測定、成果の計測、ユーザーの動きなどウェブサイトの解析周りのさまざまなことがわかります。また利用者も多いため、使用方法が分からないときに他の人に聞きやすく、ネットや書籍でも参考になる情報が多いのも特長です。

上級者向けの複雑な設定になると難解になってきますが、最初は日々のアクセス数を見て、サイトの健康状態を確認しておく程度なので比較的扱いやすいです。毎日見るとサイトの特徴や変化に気づきやすくなります

 Google Analytics(ユニバーサルアナリティクス・UA)は2023年7月1日にサービス提供が終了することが発表されています。Google Analyticsを使用する場合、GoogleAnalytics4(GA4)の設定が必要になります。

関連記事>>5分で理解!GA4とは?違いや基本、導入まで

3)キーワードプランナー

種類価格難易度使用頻度
検索ニーズ調査ツール無料
(広告キャンペーン登録の必要あり)
初心者~中級者施策のタイミングに応じる

SEOツールというよりも「Google広告出稿の際に検索数を確認するためのツール」という立ち位置が正しいです。キーワードの(おおよその)検索数が確認できます。
公式サイト:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

キーワードプランナー

SEOを実施する際に、どんなキーワードを選ぶかは非常に重要です。まったく検索数のないキーワードで上位表示しても検索流入は期待できないため、一定数の検索数があるキーワードを探す必要があります。

そこで利用したいのがこのキーワードプランナー。使用すると、キーワードが月間でどのくらいの回数検索されているのかがわかります。

以前は詳細数値が表示されていましたが、残念なことに現在は広告費が少ない(ない)場合、おおよその数値(100〜1000回など)しか確認できません。ただし何の当てもないところからキーワードを探すよりははるかに良いので施策の際には必ず確認するようにしましょう。

機能が充実しているおすすめ有料SEOツール4つ

前述の通り最初は無料ツールで十分ですが、さらに踏み込んだ施策をする際に使いたい便利な有料ツールを紹介します。

4)Ahrefs(エイチレフス)

シンガポールの会社が開発している調査ツールです。元々は被リンク調査のためのツールでしたが、機能が続々拡大し、競合他社の(おおよその)集客キーワードなども分析できるようになっています。登録することでダッシュボードも使用することができます。

種類価格難易度使用頻度
検索ニーズ調査
レポーティング
有料
(月額$99~$999までのプランによって異なる)
中級者~上級者施策のタイミングに応じる

公式サイト:https://ahrefs.jp/

※一部日本語翻訳あり

Ahrefs

Ahrefsは独自のクローラーを持っており、そのクローラーを回すことで各サイトの被リンクデータを取得しています。そのため、一般的にはわからない競合他社サイトの被リンクなどが確認でき、「どういうことをして、どんなリンクを獲得しているのか」が分かります。(※ただしGoogleが認識しているものと必ずしも一致するわけではないことにご注意ください)

また独自のデータから他のサイトがどんなキーワードで集客しているのか、どんな順位の動きをしているのかが分かるため競合他社がどんなキーワードで集客をしているのかも簡単に調査することができます。

競合の施策状況を確認する際には非常に便利なツールです。各種項目は日本語で確認できますが、サポートが必要となると英語という点がやや難点です。

5)ミエルカSEO

株式会社Faber Companyが開発しているSEO支援ツールです。主にコンテンツ作成などに役立ちます。

種類価格難易度使用頻度
サイト分析・モニタリング
検索ニーズ調査
レポーティング
有料
(月額15万円~プランによって異なる)
初心者~上級者施策のタイミングに応じる

公式サイト:https://mieru-ca.com/

ミエルカSEO

検索数のボリューム調査、どのようなキーワードを使うとより良いか、検索者はどんなことを気にしているかなど、コンテンツ作成のヒントになることが可視化されるためコンテンツの作成、改善の効率化に役立ちます。AIに記事の構成案やタイトル、初稿を生成させる機能もあるため、工数の大幅な削減も可能です。コンテンツをこれからしっかりと作ろうとする人におすすめです。Search ConsoleやGoogle Analyticsを連携することによりレポーティング機能なども使用できます。このSATORIマーケティングブログの運営でもミエルカSEOを活用しています。

6) Keyword Tools

種類価格難易度使用頻度
検索ニーズ調査ツール有料
(月額$69〜)
中級者~上級者施策のタイミングに応じる
Keyword Tools

海外製のキーワード調査用のツールです。GoogleのキーワードプランナーではGoogleの検索数を調査することができますが、Keyword ToolsではGoogleだけではなく、YouTube、Amazon、Bingなどの検索キーワードやInstagramのハッシュタグなどのデータも取得することができます。

Googleだけではなく、他のプラットフォームも調査する必要がある場合には非常におすすめのツールです。

7)Screaming Frog SEO Spider

種類価格難易度使用頻度
サイト分析有料(年間149ポンド〜)
制限付き無料プランもあり
中級者~上級者施策のタイミングに応じる
Screaming Frog SEO Spider

海外製のクローラです。使用することでページごとの情報を獲得することができます。具体的にはページごとのtitle・meta情報、発リンク切れ、正規化や構造化データの設定状態、リダイレクトの情報などです。

頻繁に使用するものではありませんが、例えばサイトのリニューアル時に内部リンクの誤設定によるリンク切れがないかなどを確認したり、ドメイン変更の際にcanonicalの設定が正しいかなどを確認できます。Search Consoleでも似たようなことは確認できますが、Search Consoleと異なり自分が確認したいタイミングでデータを抽出できるのがポイントです。(Search ConsoleはGoogleのクローラーがたどった際に情報が検出されるタイミングはGoogle任せになってしまいます)

他にもさまざまなSEOツールがありますが、筆者が主に使っているものをご紹介いたしました。SEOは広告と違い、ツールを導入したからといって施策ができるわけではなく、ツールを活用しながら考え、実施する施策を決定し、実装まで手をかけていかなくてはなりません。まずは無料ツールを導入し、施策の方向性が決まってきたら、足りない機能を把握してから必要な有料ツールを見極めてゆきましょう。

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マーケティングの教科書~SEO・Web解析編~

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